みなさんこんにちは、かとうだいきクリニックです。
前回の続きです。
運動には、有酸素運動と無酸素運動がありますのはご存知ですか?
有酸素運動は、エネルギーをつくる速さはゆっくりですが、たくさんのエネルギーを作る事ができます。
(ブドウ糖 + 酸素 → 二酸化炭素 + 水 + 大量のエネルギー)
一方で、無酸素運動は、酸素なしで素早くエネルギーを作れますがエネルギー効率が悪く、少量のエネルギーの割に乳酸という燃えカスをたくさん作ってしまいます。
(ブドウ糖 → 二酸化炭素 + 水 + 乳酸 + 少量のエネルギー)
この燃えカスである乳酸は、「筋肉痛」などで有名な物質で、血液中に多く含まれるとカラダを酸性にしてしまい、心臓を含め全身に悪い影響を与えてしまいます。
したがって、心臓リハビリテーションはいかにこの乳酸を作らずに、カラダのエネルギー効率を良くするかを、徹底的に追及したものになります。
さまざまな研究により、有酸素運動を行った心臓疾患の患者さんの安全性は証明されております。
当院では、有酸素運動と、無酸素運動の境界線を計測する器械を導入しています。
吸った酸素の量と、吐いた二酸化炭素の量を細かく分析することで、心臓疾患のあるみなさんの有酸素運動の境界線がわかれば、安心して運動することができますよね。
保険も適応されておりますため、お気軽にご相談ください。